東京や大阪に来ると、タクシー運転手に若い女性や若い男性が増えている感覚がある。地方では年配の男性がやる仕事という印象が強かったのに、都心ではネイルをした若い女性まで普通に運転している。これは単なる雰囲気ではなく、普通に働くよりタクシーの方が稼げると気づく人が増えたサインに見える。
タクシー産業への投資仮説
若い運転手が増えている
都心のタクシーを見ていると、運転手の層が変わっている。昔の感覚では、タクシー運転手は地方でも田舎でも年配のおじさんが多い職業だった。でも最近の東京や大阪では、若い人が妙に多い。男性だけではなく女性も多いし、かなりネイルをしている若い女性もいる。ここに違和感があった。
稼げる職業として選ばれている
その変化は、タクシー運転手の収入期待が見直されていることを表していると思う。普通に働くより、タクシー運転手として働いた方が稼げると多くの人が気づけば、当然そこに人が流れる。人が増えれば供給も増え、タクシー産業そのものの規模も大きくなる。労働市場の変化として見ても、事業として見ても、無視しにくい流れだと思う。
自動運転で収益率が変わる
さらに自動運転が入ってくると、タクシー産業の収益率は上がっていく可能性がある。人が車を持たず、呼べば送ってもらえる状態になれば、移動手段としてのタクシーはかなり強い。電車は安いが満員電車や乗り換えがある。中流階層が増えて、時間効率や生産性を重視する人が増えるなら、タクシーの方が合理的な場面は増えると思う。
移行は三段階で進む
自動運転への移行は、いきなり既存の車が全部消えて新しい車に置き換わる形ではないと思う。それはかなり非効率だ。最初は今ある車にAIが搭載され、既存の車が少しずつ自動で運転されるようになる。次に、自動運転を前提にした車へリデザインされていく。最後に、形もビジネスモデルも自動運転型タクシーとして成熟していく。この順番の方が自然に見える。
交通手段としての位置が変わる
タクシーは高い移動手段というより、時間を買う移動手段になっていくと思う。仕事のタイパやコスパを考えると、移動中の疲労や待ち時間を減らせることには価値がある。安さだけを見る人は電車を使うが、生産性を優先する人はタクシーを選びやすくなる。都市部でその選択が増えるなら、産業の見え方も変わってくる。
タクシー産業を見ておく
だから自分の中では、タクシー産業には貼っておいていいという感覚がある。若い人が運転手として流入している現象は、今の労働市場と収入期待を映している。そこに自動運転という技術変化が重なるなら、産業規模も収益構造も変わる。都心で若者がタクシー運転手になっている流れを見て、ここは少しウォッチしておきたいと思った。