金は単にロジックだけで動くのではなく、人が集まり、見たくなり、関わりたくなる場所に流れる。その中心には、言語化しきれないエネルギーやバイブスがあると思う。数字が出るコンテンツにも、売れるものにも、結局その時の作り手や場の熱量が入っている。
お金はエネルギーのある場所へ集まる
胡散臭い言葉ほど当たっている時がある
YouTubeのサムネで「お金儲けはエネルギー集め」みたいな言葉を見た。動画の中身はほとんど見ていないし、最初はまた怪しいことを言っているなと思った。でも、少し置いて考えると、この言葉はかなり真を食っている。お金はエネルギーのあるところに集まる。これはスピリチュアルっぽい表現に見えるが、現実の数字の動きとしてもそこまで外していない感覚がある。
エネルギーをバイブスとして見る
難しいのは、ここでいうエネルギーをどう定義するかだと思う。量子力学のような言葉を持ち出すと急に怪しくなるし、厳密に説明しようとするとすぐ詰まる。ただ、自分の感覚では「バイブス」と言った方が一番近い。世の中でヒットしているものは、だいたいバイブスが強い。理屈として完成しているかどうか以前に、そこに人を惹きつける熱量がある。
音楽は作り手の熱量まで運んでいる
ヒップホップやラップや洋楽が流行る時、単に音だけが広がっているわけではないと思う。BGMだけで大きく有名になる曲はそこまで多くない。クラシックやピアノの名曲のような例外はあるが、多くの流行曲には歌っている人間の存在感や態度が乗っている。人は音だけではなく、そのアーティストのバイブスまで受け取っている。
作り手の状態はコンテンツに出る
自分が作り手だから、ここはかなり実感がある。バイブスがいい時に作ったものは、なぜか人を惹きつけるし、数字も出やすい。逆に、バイブスが悪い時に作ったものは、何をやってもうまくいかないことが多い。もちろん後から論理で説明するのは難しい。ただ、作っている時の精神状態や熱量は、かなりの確率でコンテンツに染み込む。
ネガティブなエネルギーも人を集める
バイブスはポジティブなものだけではない。むしろネガティブな方が強く人を集めることもある。ニュースが分かりやすい。人間は悲観や不安に反応しやすいし、悪い情報ほど目を向けやすい。だからエネルギーがある場所に金が集まると言う時、それは明るい熱量だけを指していない。怒り、不安、恐怖、違和感のようなものも、人の注意を集めるエネルギーになる。
メンタルもエネルギーに近い
人間のメンタルも、この話に近いところがある。健康や寿命には遺伝や生活習慣もあるが、自分は精神状態の影響もかなり大きいと感じている。不摂生でも長く生きる人がいる一方で、健康管理をしていても病気になる人がいる。そこを全部メンタルで説明するつもりはないが、何を信じ、どう感じ、どう生きているかは、身体や行動にも相当影響していると思う。
金は熱量の集まる場所に流れる
まだ自分でも完全には整理できていない。でも「お金儲けはエネルギー集めだ」という言葉には、本質をかなり食っている感じがある。エネルギーをバイブスと呼ぶなら、コンテンツも商売も、人の注意も、かなりそこに左右される。金は静かな正しさだけではなく、熱量が立ち上がっている場所に流れる。そう考えると、胡散臭く見えたパンチラインが急に現実の構造に見えてくる。