ここ最近ずっと脳裏によぎっているのは、今の日本の現状が作られたもの、構想通りのものなのではないかという感覚になる。人口減少、少子高齢化、株高、円安、インバウンド、成長投資。キーワードだけ拾うと、それぞれ別の出来事に見えるが、全体としては政府や国が「ジャパン・イズ・バック」に向けて描いている流れに見える。
円安と株高の国策シナリオ
労働力と海外からの流入
日本は人口が減っていて、少子高齢化も進んでいる。労働力が足りなくなるなら、日本人が子供を生まない以上、海外から人を引っ張ってくるのが一番わかりやすい。ただ、そのまま移民として入れると反対運動も出る。だから質のいい人を入れたいが、質のいい人は簡単には来ない。ではどうすれば海外の人が入ってくるかというと、安ければ来る。インバウンドでも、安ければ得だと思って来る。
円安が呼び込む消費
日本の消費が弱いなら、海外の消費を増やせばいい。その時に一番効くのが円安になる。外国人からすれば日本はバーゲンセールのように見えるし、日本側からすれば海外のお金が入って消費が活気づく。インバウンドの局面だけで見ると、円安はかなり都合がいい。双方にメリットがある形に見える。
出国を抑える為替
逆に、日本からドバイやシンガポールに出ていく人もいる。ただ、日本円で稼いでいるうちは、円安だと海外へ行きにくい。ドルに替えるだけでもかなり損をする感覚がある。海外でビジネスをしていて外貨がそのまま入る人なら移住先を変えればいいが、日本円で稼ぐ人には為替が大きな壁になる。そういう意味でも、円安は日本や政府にとって都合がいい局面に見えている。
株高と新NISA
ただ、円安だけだと日本人も黙っていない。そこで新NISAを始めて、株を上げようとしているようにも見える。株を持っている人は、株価が上がれば不満を抑えやすい。実際に株を釣り上げているのは、海外マネーか政府の大きな資金に見える。だから上がりやすいのも、大型銘柄のように海外資金が入りやすいところ、政府が資金を入れやすいところになる。小型株はそこまで上がっていない。
円高へ戻すシナリオ
まず円安で日本人の出国を抑えつつ、海外の人を中に入れて消費や移住を増やす。そうすれば、労働力不足や人口減少をある程度緩和できる。そしてどこかで頭打ちが来た時に、一気に円高へ振り切る。中に取り込んだ外国人や海外マネーを残しつつ、利確も進み、日本円へ戻して円を上げていく。自分にはそれが一番きれいなシナリオに見えている。
政府側ならこう描く
確証はない。これは勘に近い。ただ、今起きている人口減少、円安、インバウンド、株高、新NISAの流れを一つの構想として見ると、かなり理にかなっている。自分がもし国の政府側だったら、こういうふうにすると思っている。