ポポポはまだ完成形ではなく、音声とAI生成という基盤を活かしつつユーザーデータで方向性を固めていく過程にあるため、現時点では実験的な段階にとどまっていると言える。
音声入力で生成する実験的メタバース『ポポポ』の現状と課題
電話機能と音声生成でつながるメタバース
オフライン側では音声だけの電話機能が提供され、オンライン側ではその音声を入力としてAIがビジュアルを生成する。スマートフォンが現実とメタバースを結ぶ境界線となり、左側が現実の入力、右側が生成されたメタバースの出力になるイメージだ。
音声だけでできるライブ配信やグループ通話
実際に使ってみると、音声だけでライブ配信が可能で、登録ユーザーに通話をかけられるほか、ゲストとして参加させたりオープンに公開したりできる。さらにグループチャットやポッドキャスト、ラジオ、VTuber的な配信まで、音声を介した多様なコミュニケーション手段が実装されている。
実験段階と1億円キャンペーンによるユーザー観察
現在は実験的フェーズで、まずは音声入力とAI生成の基盤だけを作り、1億円キャンペーンでユーザーを集めて使用状況を観察している。集めたデータで需要と不使用のパターンを分析し、PDCAを回しながらプラットフォームの強みを絞り込んでいく方針だ。
アニメ的世界観と今後の展開可能性
スマートフォンが現実とメタバースの中継になる構造は、サマーウォーズやソードアート・オンラインといった日本アニメの世界観に似ている。開発にはアニメや漫画のIPプロが関わっており、最終的に角川が買収を検討しているという話も出ている。日本が第一フェーズの実験台となり、そこから世界展開を狙う可能性が示唆されている。