AI設計のエントロピーで時代と倍率が合った

最近、AIや設計AIでシステムを組む時に、エントロピーの考え方をかなり大事にしている。エントロピーは、物事が放っておくとどんどんランダム性を上げ、秩序から無秩序へ散らばっていくという見方になる。これがエンジニアリングの考え方としてかなり使える。

エントロピーを設計思想にしている

人間も生まれてから最終的には土や灰になり、ばらばらになっていく。でもそうならないために、細胞分裂をしながらエネルギーを使ってエントロピーに逆らっている。そのエネルギーを使う以上、老廃物やゴミが出るから、熱や排泄で外に出している。この構造を見ていると、システム設計でも同じことが起きると感じる。

AIエージェントは肥大化する

AIはどんどん作業できるが、作業するほど状態や成果物が肥大化していく。放っておくとゴミを捨てず、コンテキストも設計も散らかっていく。だから、AIエージェントやAIシステムを使う上では、エントロピーに逆らう設計、老廃物を捨てる設計、エネルギーを最適化する設計がかなり大事になる。自分は本を読んでいるうちに、この考え方を自然に取り入れていた。

最先端の人たちと倍率が合った

最近、エンジニアやAIを使い倒している人たちが、やけにエントロピーの法則を多用している。そこで、自分が見ていた場所と、今のAIを使い倒している人たちの倍率が一致している感覚があった。時代と完全にリンクした感じがある。AIのところで、自分の考え方が最先端に近い人たちと合っていると確認できた。

みんな本を読んでいる

そこから、今のエンジニアたちが何をしているのかも見えてきた。AIを使い倒すために、みんなめちゃくちゃ勉強している。エンジニアリングだけではなく、生物学、科学、哲学、設計思想の本を読み漁り、それをAIの使い方に接続している。AI時代にエンジニアが金を使っている場所はもちろんAIだが、AI以外で大きいのは本になる。

思想の源泉は本にある

ネットには、そこまで濃い情報がそのまま置かれているわけではない。発信者や専門家も、本を読んで、それが血となり肉となり、自分の考えとして発信している。根源にあるものはだいたい本。その本の思想が、影響力のある人を伝って世の中に広まり、薄められながらスタンダードになっていく。手っ取り早いのは本を読むことだと、ここでかなり確信した。

インフラが整う前の探索段階

AIはまだ実用フェーズに入り切る前で、みんなが探索しながら研究している段階だと思う。モデルがいくら成長しても、インフラや周辺部分が整っていなければ使いこなせない人が増える。ここが整ってきたら、かなり大きいことが起きる。そのインフラになっているのがCloudflareのような存在なので、やっぱりCloudflareの株は買っておかないといけないという感覚も強くなった。

自分にしかできない部分を実装する

エントロピーの見方で、自分の見ているところと最先端のエンジニアが見ているところが合致した。ずれていなかったし、努力が無駄ではなかったと感じて、少し嬉しかった。これからは、みんなが本を読んで勉強している前提で組んでいく必要がある。誰かがやるところではなく、自分にしかできない部分を洗い出して実装していくことが必要だと感じた。