情報の価値はリターンと快楽に宿る

人が誰かに近づく理由は、人格そのものへの信仰ではなく、自分に返る利益や快楽にある。そこを冷めたまま拒否するのではなく、社会の建前として使いこなし、相手を気持ちよくすること自体を自分の快楽に変える必要がある。

情報需要が残る場所

多くの人はもう情報そのものを求めていないと感じている。ただ、株式投資や暗号通貨のようにお金が絡む情報はなくならない。自分に利益があるかどうかがはっきりするからだ。この人の話を聞けば稼げると思われた瞬間、その人にファンがつくように見える。でも実際には人ではなく情報にファンがついていて、発信者はマスコットキャラに近い。

人間関係もリターンで動く

人間関係も近い構造で動いている。お土産や誕生日プレゼントのように、渡されたら返す、返してもらえるから近づく、という交換がある。多くの人は自分に価値があると思いたがるが、相手が見ているのはその人そのものではなく、自分に返ってくるリターンであることが多い。これはひねくれというより、かなり現実に近いと思う。

ファンと快楽の正体

アイドルや美しい人が好かれるのも、根本には快楽があると見ている。美しいものを見るとドーパミンが出る。情報でファンがつく人も、見た目や存在感でファンがつく人も、相手の中に利益や快楽が発生している。人格そのものに絶対的な価値が宿っているわけではない。

建前を使いこなす大人

この構造に気づいたからといって、無視して好きにやるのは子供すぎる。うまく社会活動している大人は、世の中の動きや人間心理をわかった上で建前で動いている。本音を出さず、自分がどう思っていても建前を使う。40代以降の苦労してきた人に独特の色気を感じるのは、その割り切りと経験が身体に染みているからだと思う。

自分ではなく相手を気持ちよくする

若いとどうしてもベクトルが自分に向きやすい。一時的に人気になった人からファンが離れるのも、自分の価値を過大に見たまま、相手の欲求を見なくなるからだと思う。結局やることは、人を気持ちよくすることだ。相手を気持ちよくすれば、お金も人間関係も回りやすくなる。ただ、それが自分にとって苦痛なら続かない。

次に観察するもの

相手を気持ちよくすることが、自分にとって一番気持ちいい状態になれば強い。そのためには、相手が気持ちよくなっている場面を見て、自分がどの条件で気持ちよくなるのかを観察する必要がある。本質の追求はかなり進んできたから、次はこの結びつきを少しずつ作っていく段階だと思う。