露出なしで回る構造を作る

影響力を持つと、いいものでも悪いものでも広がってしまう。そこから生まれた成功をビジネスモデルの強さと見誤ると、本質を見る目がずれる。自分が作るべきなのは、個人の露出と結びつけなくても動く仕組みだと思う。

影響力でハードルが下がる

影響力を持っている人と持っていない人では、ビジネスを始めたときのハードルがまったく違う。普通は商品やビジネスモデルが弱ければ成立しないし、失敗した事業は消えるか会社ごと潰れる。でも影響力がある人が始めると、最初から人が集まる。いいものでも悪いものでも広まるから、構造が弱くても一応は形になってしまう。

成功の土俵が違う

インフルエンサーの事業が赤字になりにくいのは、事業が優れているからとは限らない。すでに集まっている人がいて、そこへ商品を流せるから成立しているだけの場合がある。だから、その成功を見て同じビジネスモデルが強いと判断するのは危ない。影響力込みの成績と、構造そのものの成績は分けて見た方がいい。

影響力には賞味期限がある

影響力で食える時期はあると思う。ただ、それが何十年も残るかというとかなり怪しい。露出に集まる人は、別の露出が増えればそちらへ流れる。その移動速度もどんどん速くなっている。短期的には成立しても、影響力の賞味期限が切れた瞬間に構造の弱さが出る。

広告も露出依存として見る

広告で儲かるビジネスも、構造的には露出依存に近い。最初のブーストとして広告が必要な場面はあるが、それ自体は本質ではない。広告を止めたら回らないもの、本人が出続けないと回らないものは弱い。露出を燃料にするのではなく、露出がなくても回る理由を作らないと長く残らない。

参考にする対象を変える

影響力がある人の成功事例は、そのまま参考にしない方がいい。見るべきなのは、影響力を使わなくても需要が起きるか、品質で選ばれるか、戦略として独立しているかだと思う。影響力を外した瞬間にうまくいかないなら、それが答えになる。個人アカウントで影響力をつけて何かをやる発想は、一旦切り離した方がいい。

裏で回る状態

個人の露出とビジネスは紐づけない。個人アカウントはプライベートでいいし、裏で作っているものが勝手に回る状態を作る方がいい。出続けないと回らないものは弱い。出なくても回る構造を作る。このすみ分けをしないと、成功している理由を見誤って本質からずれていく。