広告は、商品を説明する以前に比較対象へ入り込むための仕組みだと思う。人間は見えていないものを選べない。だから露出した時点で候補に入り、何度も触れたものほど脳の奥に残る。
広告露出と無意識への侵入
見えているものだけが比較対象になる
人間は見えているものしか見ない。だから、見えているものの中でしか比較しない。これはかなり単純な原則だと思う。露出すれば、その人の比較対象の中に入る。まず選ばれる以前に、候補として認識される。この入口を取れるかどうかで、広告の価値はかなり決まっている。
反復露出が記憶の奥に入る
露出が多くなるほど、対象は記憶に強く刻まれる。強く刻まれるということは、意識的な比較の外側、つまり無意識の領域に入り込むということだと思う。人は自分で比べて、自分で選んでいるつもりでいる。でも実際には、何度も見たものに引っ張られている場面がかなり多い。
無意識への訴求が一番強い
無意識は、人間が逆らいにくい領域だと思う。そこに入ったものは、理屈で選んだというより、選ばされたものに近くなる。広告のビジネスモデルは、結局この無意識への訴求で成り立っている。セールスというより、洗脳に近い構造だと見ている。
単純接触効果と同じ原理
人間関係でも単純接触効果がある。何度も見る、何度も会う、何度も触れる。それだけで親近感や選択可能性が上がる。広告も同じで、露出がすべてに近い。理論としては単純だけど、その単純さがかなり本質に近い。
自分もこの罠の中にいる
この原理は悪用厳禁だと思う。露出を増やせば人の心理を動かせるからだ。しかも、多くの人がこの罠にはまっているし、自分自身もかなり高い確率ではまっている。見えているものしか見えない。それが人間なら、広告が消えにくい理由もそこにある。