AI時代にウェブの陣地を作る

最近、Claudeの新しいモデルを触って、かなり使えると感じた。名前はまだ曖昧だが、以前の強いモデルを公開向けに少し制限したような位置づけに見えて、実際に使うとフロントエンドはもうClaudeだけでかなりいけると思った。これまでClaudeは作業が荒くて使いにくい印象があったが、フロントエンドに関してはかなり強い。

ClaudeとCodexの役割分担

今の自分の結論では、フロントエンドはClaude、バックエンドや裏側の作業はCodexに収まる。Codexはちゃんと考えるし、ミスしても致命的になりにくい。抜けている部分はあるが、そこはClaudeでレビューさせればいい。逆にフロントエンドではCodexの作業が雑に見えることがある。実際にサイトやプロジェクトを作っていると、見た目や画面づくりではClaudeの方が強い感触がある。

トークンは投資先ではない

Codexはかなり回していて、ChatGPTのアカウントを二つ使っても足りないぐらいになっている。何万件以上もデータを集めるようなタスクを回すので、トークン消費が激しいのは分かる。ただ、そこに追加でめちゃくちゃ金をかけるのは費用対効果がない。投資する対象はトークンではなくプロダクトになる。トークンに金を投げ続けると、投資ではなく消費になってしまう。

固まるほど消費は減る

最低限、ClaudeとChatGPTのアカウントを持ち、その範囲で回せるプロジェクトにするぐらいが現実的だと思っている。最初はどうしてもトークン消費が大きい。けれど、プロジェクトが固まっていくほど、やることも構造も整理され、最適化されていくので消費量は減っていく。今のコーディングモデルなら、ほぼ一人でプロジェクトを回せるぐらいの性能がある。だから今は基盤をどんどん作り、リリースして、集客へ進める段階になる。

みんなができると思う領域

コーディングタスクをAIでかなり処理できるようになると、中心はウェブサイトやSaaSのようなウェブ系になる。多くの人は、もうみんな作れるから差別化できないと考えるかもしれない。けれど、みんながそう思ってやらないからこそ、自分はやる価値があると思っている。ただし方向性がずれたら全部崩れる。だから、定まっている方向に沿って、プロダクトを作り、出し、集客していく必要がある。

AIがウェブを使う

ウェブが熱いと考えている理由は、AIがウェブを使うからになる。今後エージェントが増えれば、ウェブのトラフィックも増える。人間よりAIがウェブをたくさん使うようになれば、AIに対する広告や収益化の仕組みが出てくる可能性が高い。インターネットは無料ではなく、クラウド料金もトラフィック負荷もある。プラットフォーマーはどこかでマネタイズする必要があり、その対象にAIが入ってくると見ている。

収益化前に陣地を取る

AIが欲しがるものは基本的にデータになる。だから、データのプロダクトを作り、人間にも使えて、将来的にはAIにも使われる形にしておく。YouTubeショートも、収益化される前に条件を達成していたから、収益化が始まったタイミングでうまく乗れた。音楽の著作権収益も同じで、先に仕込んでおくと収益化の初期に大きく取れる。ただ、加熱したバブルでは目立つほど規制されるので、一歩引いて目立たずに陣地を押さえることが大事になる。

ウェブ周りを先に押さえる

今あえてウェブのプロジェクトをどんどん進めているのは、AIが一番使っている場所がウェブだからになる。AIに対しても人間に対しても価値が出るデータプロダクトを作り、収益化モデルが確立した時点で、こちら側ではもう収益を上げられる状態にしておきたい。目立ちすぎず、でも先のマネタイズの路線には先に入っておく。そのためにウェブ周りの陣地を作っている。