人間がAIの口癖を学習している

AIを使っている人の話し方を見ると、その人がどのモデルやツールを使っているかが何となく分かるようになってきた。AIが人間に近づくだけではなく、人間側もAIの表現や考え方を学習している。

AIの口癖が会話に出る

最近、思うことがある。AIを使っている人と使っていない人の違いが、かなり分かるようになってきた。何で分かるかというと、口癖になる。AIを使っている人は、AIがよく使う表現方法やキーワードを、日常の会話でも結構使う。話しているうちに、この人は結構使っているなとか、あまり使っていないなというのがだいたい出てくる。

モデルごとの言葉がある

ChatGPTを使っている人も何となく分かるし、基本的にはLLMを使っている人が多い。ChatGPT、Gemini、ClaudeのようなチャットUIでも、モデルごとに癖が違う。よく出てくる言葉も少しずつ違う。だから、この人はこれを使っているんだな、くらいには見えてくる。

コーディングエージェントにも癖がある

コーディングエージェントも同じになる。CodexやClaude Codeを使っている人にも、そこでよく出てくる言葉や表現方法が移ってくる。AIがよく表現する方法がツールごとに変わるので、この人はこれをかなり使い倒しているなとか、これを使っているなというのがだいたい分かる。自分もほとんど使っているから、その違いが見えてきている。

差分という言葉

たとえば「差分」という言葉がある。差分は、日常会話では基本的にはあまり使わない。自分も普段は使っていなかったので、最初は差分って何だと思っていた。ただ、ChatGPTなどを使っていると差分という言葉がめちゃくちゃ出てくる。使っていくうちに、差分はこういうことね、という形で自分も理解してきた。

人間がAI化していく

AIが使う言葉を人間が学習してきている。みんなは、人間を学習してAIが人間っぽくなると考えるかもしれない。ただ、自分は結構逆だと思っている。どちらかというと、人間がどんどんAI化していく。機械化していく。考え方も、言葉も、AIに寄っていく。

AI化される人とAIを寄せる人

そこで流される人は、もうAIでいいじゃん、という形で代替されていく可能性がある。AIの話ばかり聞いていく人は、どんどんAI化していく。一方で、自分の核や信念を持っていて、ぶれない人は逆になる。AIにちゃんと吹き込める人、ぶれない人、自分の核を持っている人は、AIの方がその人に合ってくる。

二軸に分かれていく

これからは、AI化された人間と、パーソナライズされたAIを持つ人間の二軸になっていくのではないかと感じている。AIに流される人はAIで代替される方向に寄っていく。逆に、自分の核を持ってAIに吹き込める人は、AIの方がどんどんその人に合わせていく。最近はそこがかなり見えてきている。